記事一覧

Life is strange

雷鳴の音が響き、猛烈な風と水しぶきが肌にあたるのを感じて目をあけると、薄暗く木々が立ち並ぶ鬱蒼とした森の中にいることに気が付いた。
ここはどこ?
Life Is Strange™_20160417130154

この物語の主人公であるマックス・コールフォールドは18歳の女性である。
年のわりには幼い顔立ちと、まだ大人になりきらない体形だ。
吹きすさぶ風と横殴りの雨を受けながら、周囲を懸命に見渡してみる。
周りは木々が立ち並ぶ散歩道らしく、坂道は上へとのびている。
自分の居場所がわかるものがないかと、目をこらすと木々の隙間から見覚えのある建物がみえた。
灯台だ!
崖っぷちに灯台がみえる。
あの建物なら知っている。
とりあえず、灯台に行ってみよう。
野ざらしで風雨を受けるよりはいいはずだし、もしかしたら中に入れるかもしれない。
そうマックスは思った。
坂道を上っていくと、だんだんと視界がひらけてくる。
灯台がある岬まで出てくると、森は途切れてた。
そして、この風雨の原因がハッキリと確認できた。
岬からみえる海に今まで見たこともないような巨大な竜巻がみえる。
Life Is Strange™_20160417130305

「うそ、こんなの…」
マックスが信じられないといった風に呟いた。
そのとき竜巻に巻き上げられていた船が吐き出され、灯台に激突した。
その衝撃で灯台がくずれて、瓦礫がマックスのほうに落ちてくる!
マックスは恐怖で身がすくんで目を閉じた。
Life Is Strange™_20160417130415

次に目をあけると、見慣れた教室にマックスはいた。
混乱する頭を必死に落ち着かせて事態を把握するのに自問自答する。
居眠りして夢でもみてた?
違う。
今さっきのは決して目覚めたという感覚ではなかった。
じゃあどういうことだろう。
明確な答えがでてこない…
周りの反応をみても、私が居眠りをしていたりおかしな行動をとっていたようにはみえない。
教室の中央で授業をしているジェファソン先生は写真についての講義をしている。
左側に座っているブロンドロングのテイラーが右の窓際にいるマックスの友人であるケイトに紙くずを投げて嫌がらせをしていた。
近くの机にあったビクトリアの携帯が、ぶうんと振動した。
たしかに毎日通ってる教室の風景だと再確認する。
ここブラックウェル科学芸術アカデミーはいわゆる専門学校だ。
マックスも元々はここが地元である。
オレゴンのアルカディア・ベイ出身だったが、5年前にシアトルに引っ越していた。
念願叶って写真の講義があるこの学校に入学できたため
5年ぶりに戻ってきた。
両親とは離ればなれだが、全寮制の学校だからこそ許されたのだろう。

マックスはまとまらない考えをまとめようとして
おちつくために自前のポラロイドカメラで自分を撮ってみる。
マックスなりのリラックス方法だ。
そこへジェファソン先生がこう言った。
「今、マックスが自撮りをしたぞ。現代ならではのセルフポートレートだ。ところでマックス…」
続いてジェファソン先生がマックスに質問をしてきた。
「わ、わたしですか…」不意討ちに面食らってどもってしまったマックス。
答えあぐねていると、ジェファソン先生は話を切り上げてしまった。
「つまり、わからないということかい。」
「他に誰かわかるひと?」
すかさずブロンドのショートカットできつめの顔立ちの女の子が自信たっぷりに答えた。
「正解だ。ビクトリア。」
ジェファソン先生は褒め称えると、講義を再開した。
ビクトリアはマックスを一瞥して、勝ち誇ったように嫌みを言った。
「誰かさんのようにボンヤリしてませんから。」
ビクトリアはこのクラスでは一番の有力者だ。
取り巻きも何人かいるほどで、親が結構な金持ちだから身に付けてるものや使ってる物もすべて高価だし、さっき振動した携帯も最新型だ。

ここで終了のベルが鳴り、最後にジェファソン先生はこう言った。
「日常ヒーローコンテストの締め切りはもうすぐだぞ。」
そして、まだ提出していない生徒たちに念を押している。
マックスもそのうちのひとりだった。
次々に生徒が出ていく中、マックスはさきほどの体験にコンテストの課題を追加されて、より憂鬱な気持ちになった。
ふとみると、嫌がらせを受けていただけにケイトも元気がない。
さっきのこともあるので、気になって一声かけてみた。
Life Is Strange™_20160417130622

「ケイト、元気ないみたいね。」
否定するケイトだが、あきらかに元気がないことがわかる。
「気分転換にお茶でもしない?」
しかし、やんわりと申し出を辞退して、気持ちだけで十分と言うケイト。
食い下がるのも迷惑だろうと引き下がった。

教室を出ようとすると、ビクトリアと話し合っていたジェファソン先生に呼び止められた。
「マックス、さっきも言ったがコンテストの写真はどうなっているんだ?」
コンテストの写真はすでに撮ってあるが、出すことには躊躇いがあってずっと保留にしていたのだ。
「今はいい写真がなくて、どうしても出さなくては駄目でしょうか?」
と言って、どうにか辞退できないかと思いながら尋ねる。
「マックス、君には才能がある。」
「まだ若いからといって、時間を無駄遣いするな。」
提出することは回避できないみたいだ。
あきらめて今日のところは帰ることにした。

教室を出ると、この日の授業は終りなので、みんな思い思いに帰宅時間を楽しんでいる。
そんな空気には溶け込めそうにないマックスは
廊下の壁にもたれかかり、イヤホンをつけてお気に入りの音楽を聴いて外の世界と隔絶する。
人のいない場所を探してロビーにあるトイレに逃げ込んだ。
トイレは右側に洗面台や鏡が3対あり、左側には個室トイレが同じく3つ
個室の奥は掃除用具や床磨きの機械が置かれていて、入口からは死角になっていた。
鏡の前に立って、水を出して顔を洗う。
気が引き締まったところで、さきほどのコンテストに出すつもりで撮った写真をもう一度みてみる。
撮ったときはそれなりにあった自信が、いつのまにか萎んでしまっていた。
ポラロイドで撮ったその写真を破り捨てる。
ふと視界の端に青い蝶が飛んでいた。
天窓から入ったのだろうか。
興味をもったマックスは、ポラロイドを構えて蝶をゆっくりと追いかける。
掃除用具のバケツに留まった蝶をパシャリと撮った。
出来上がりを確認していると誰かが入ってきた。
反射的に個室の陰に隠れてしまったマックス。
こっそりと覗くと男子だった!
どうして女子トイレに!?
Life Is Strange™_20160417130944

見ると男子は、この学校では有名なネイサン・プレスコットだ。
親がこの町の権力者なので、本人もずいぶんと権力を傘にきた尊大な態度をしている。
ネイサンは鏡の前でブツブツ独り言を言っているみたいなのと、奥は死角になっていてマックスには気づいていない。
けれど、場違いなネイサンに出ていってという意思表示をする勇気はなかった。
すぐに今度は青い髪が印象的な女子が入ってきた。
どうやらその女子が、ネイサンをここに呼び出したようで、二人は顔見知りのようだ。
聞き耳をたてると、どうも女子の方がネイサンを脅して金をせしめようとしているみたい。
Life Is Strange™_20160417130955

執拗なその女子の脅しに、ネイサンがついにキレた。
突然、懐から拳銃を取り出して、女子を壁に押しつけるとそのまま銃を胸に押し当てた。
「やめろ!こんなことしてただですむと思ってんの!?」
女子は凄み返すが
「おまえみたいなのが死んだところで、誰も気にしやしねぇよ!」
ネイサンが叫ぶと女子は必死に暴れだした。

次の瞬間、乾いたパンッという音とともに女子は胸を真っ赤に染め上げて崩れ落ちる。
反射的にマックスは、手を前にかざして飛び出した!
Life Is Strange™_20160417131047

「だめぇ!!」
世界が真っ暗になった。
かと思うと、次にマックスが見たのはさきほどまでいた教室だ。

最初の竜巻を見たときよりも激しく動揺する。
わけがわからない。
教室ではさきほど受けた授業と同じことを、ジェファソン先生は話している。
今、目の前でテイラーがケイトに紙くずを投げた。
次にビクトリアの携帯が振動したら間違いない。
と思った瞬間、ぶうんとその携帯がふるえた。
時間が戻ってる!?
マックスは思いのほか驚き、手を自分のカメラに当てて床に落として壊してしまった。
さっき起きたことを思い返す。
手を前に出して、意識を集中したら時間が…
巻き戻った。
もう一度やってみよう。
手を出して、集中する。
軽い目眩がしたかと思うと、落ちて壊れたはずのカメラが無事に机の上にある。
じゃあ、このあと私がこのカメラで自撮りをしたら、ジェファソン先生に質問される?
確認するのが怖い半面、ハッキリさせたいという衝動に駆られてカメラを手に取って自撮りした。
「今マックスが自撮りをしたぞ。」
「現代ならではのセルフポートレートだ。ところでマックス…」
ジェファソン先生が同じ質問をしてきた。
マックスは時間が戻ってることを確信した。

先生に質問されているのに、マックスが考えてたのはトイレで殺されたあの女子を今なら助けられるのでは?
ということで頭がいっぱいだった為、質問に答えられなかった。
するとさっきと同じで、ビクトリアが答えて嫌みを言われたが、一刻も早くトイレに向かいたいと思ってるマックスは上の空だった。
それを見てとったジェファソン先生は
「どうもマックスは上の空のようだな。放課後話があるので残りなさい。」と居残りを命じられてしまった。
すぐにでもトイレに向かいたい衝動に駆られてるのに
居残りなんて冗談じゃない。
マックスはさっきと同じく手を前にかざして意識を集中した。
また軽い目眩がマックスを襲う。
さっきと同じくジェファソン先生がマックスに質問をしてきた。
「マックス、史上最古の製版法をなんという?」
さすがに二度もビクトリアが答えてるのを聞いているのでわかっている。
「ダゲレオ・タイプです。」とマックス。
ジェファソン先生は感心したように褒め称えた。
これで居残りは回避できた。あとは早く授業が終わってトイレに向かいたい。

終業のベルが鳴り、同じようにジェファソン先生がコンテストの締め切りについて念を押していた。
それどころではないマックスは急ぎ足で教室を出ようとしたが、さっきも出る際にビクトリアと話していたジェファソン先生に呼び止められたのを思い出した。

どうせ呼び止められるのなら、先回りして自分から話にいこう。
「あのジェファソン先生。少しお話が…」
マックスが尋ねると、割って入られたビクトリアが
「邪魔よ、割り込まないで。」牽制してきたが、ジェファソン先生が
「口を慎みなさい。」と
ビクトリアをたしなめると仕方なく引き下がった。

マックスはコンテストの写真について
「時間がなくていいものが撮れません。」
前と同じく辞退できないかと持ちかけてみたが、結果は当然前と同じで駄目だった。
しかし、途中で呼び止められることは回避できたので、諦めて本来の目的であるトイレにさっさと向かうことにした。

トイレでさっき自分自身がやったことを、同じようにやってみた。
蝶の写真を撮ったらネイサンが入ってくる。
そのあと青い髪の女子が殺される。
どうしたらいい?
とにかくネイサンが独り言を言ってるうちに手立てを考えないと!
そうだ!掃除用具があるこの場所の壁には非常ベルのボタンがある。
押すことができれば、騒ぎを起こせて脅すどころではなくなるかも!
そう考えたマックスだが、ボタンは厚いカバーが邪魔をしてマックスのちからじゃ押すことができない。
そうこうしてるうちに、パンッと音がして銃が撃たれてしまった。
やり直しだ…
ネイサンが入ってきたところまで時間を戻すと、床磨きの機械の下に工具のハンマーがあるのを発見した。
あわてて拾い上げると、躊躇なくカバーを叩き割ってボタンを押す!
たちまちけたたましいサイレンが鳴り響き、驚いたネイサンを振り払うと青い髪の女子は
「二度と近づくんじゃねーぞ!」と捨て台詞を吐いて出ていった。
振り払われた拍子に尻餅をついたネイサンも、慌てて立ち上がると銃を拾って出ていった。
隠れて事の成り行きを見ていたマックスは
安堵の息を吐き出すと、しばらく待ってからやっとおちつくことができた。
しかし、いつまでもサイレンの鳴っている校舎にいるわけにもいかない。
トイレをでて、形だけでも避難しなくては…

トイレを出ると、学校の警備主任であるディビットに見咎められた。
非常ベルが鳴ってるのに、なぜこんなに避難するのが遅いんだと詰め寄られた。
たしかにさっきまでロビーや廊下にいた生徒たちが全く見当たらない。
トイレにいたので、なかなか出られなかったと正直に話したマックスだが、おどおどした態度が気に入らないのかディビットは益々疑り深くなってくる。
何か隠していると、詰問に発展してきてどうしていいかわからなくなってきたマックスだが、校長室から出てきたウェルズ校長が
「ディビット警備主任。今、確認が取れたが非常ベルは誤報だった。」
「即刻ベルを解除しにいき、帰宅すべき生徒をそれ以上足止めするのはやめなさい。」
と助け船を出されたことで、やっと解放された。

しかし、今度は校長自身がマックスに避難するのが遅すぎると叱られた。
マックスはトイレでネイサンが銃を持っているところを目撃したので、怖くて隠れていたと言うと
校長は驚き、本当にみたのかと再度確認するように聞いてきた。
マックスは本当に見たと、力強く主張した。
校長は
「事実なら由々しきことだ。このことは私の方で調べることにする。さあ、もう帰りなさい。」
立て続けに怒られることになり、どうせ校長は何もしてくれないだろうなと思い、釈然としないマックスだった。

ロビーから正面玄関を出ると、左右に芝生のある庭が広がっている。
みんな非常ベルなどどこ吹く風という感じだ。
寮生活の人達はすぐそばなので、のんびりと過ごしている。校内アナウンスのスピーカーから、校長がネイサンを呼び出している。
なんだ。一応校長らしいことはしてくれるんだ。
ネイサンのやつ、ざまあないわ。
マックスはその平和な光景と胸のスッとするアナウンスを聴いたら、やっとひとりの女子を救ったんだと実感する余裕ができたのだった。

この続きはゲーム本編にて!
PS3.4とPC版で発売されています。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Yhkino

Author:Yhkino
ゲームプレイ日記へようこそ
コメントは承認制です。
コメントや拍手がもらえるとうれしいです。
記載されている
会社名・製品名・システム名などは
各社の商標、または登録商標です。

Copyright (C) 2010 - 2017
SQUARE ENIX
CO., LTD.
All Rights Reserved.

最新トラックバック